[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は15日、テスラに関する重要情報を含んでいる可能性がある同氏のツイッター投稿について、事前にテスラ顧問弁護士の承認を得るという米証券取引委員会(SEC)との和解合意を巡り、ニューヨークの連邦高裁に控訴した。マンハッタン連邦地裁が同氏の破棄申し立てを退けていた。

SECはマスク氏が2018年8月、テスラ非公開化の「資金を確保した」とツイッターに投稿した問題を巡り、資金の裏付けがないのに投資家を欺いたとして同氏を提訴。和解条件としてマスク氏は制裁金支払いのほか、重要情報発信の際にはテスラ弁護士の審査を受けることに同意した。しかし、マスク氏が昨年11月に税金納付の工面のため一部テスラ保有株を売るべきかとフォロワーに尋ねる投稿をしたことで、同氏が取り決めを順守しているのかの調査をSECが開始。文書提出を求める召喚状も送っていた。

これに対しマスク氏は、事前承認の取り決めは言論の自由の侵害である上、SECが自分の言論へのしつこい取り調べを始めようとしているとして、地裁に提訴。これに対し地裁は4月27日、同氏の主張は「全く説得力を持たない」との判断を示していた。