[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエル中央銀行は16日、香港金融管理局(HKMA)や国際決済銀行(BIS)イノベーション・ハブと共同で、リテール型中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証実験を行うと発表した。

リテール型CBDCは、一般の人々が利用するもの。イスラエル中銀によると、この通貨の保有や取引に関して仲介機関のエクスポージャーは発生せず、リスクや費用を減らすことにつながる。サイバーセキュリティー対策も万全で、第3・四半期中に実験を開始して年末までに分析結果を公表するという。

イスラエル中銀は2017年終盤にCBDC発行を検討すると表明し、それ以降研究調査と実際の発行に向けた準備を進めている。狙いは決済システムの効率性向上だ。

中銀のアビル副総裁は「効率的な決済システムを提供して決済市場の競争力を高めることは、イスラエルのCBDC(デジタル・シェケル)発行の可能性を探る上で、われわれが認識している重要な動機の1つだ」と説明した。