中国上海市、5月も経済指標マイナス 4月からは改善も見通し暗く
6月17日、中国上海市の統計当局が発表したところによると、上海市の5月小売売上高は、新型コロナウイルス対策の規制の影響で、前年同月比36.5%減少した。写真は上海で5月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
(ロイター)
5月の工業生産は前年同月比27.6%減。4月の61.5%減より小幅のマイナスにとどまった。
小売売上高は前年同月比36.5%減。4月の48.3%減からは改善した。
上海市は5月末から一部の規制を緩和し、6月1日からロックダウンを実質解除したが、7月末まで大規模コロナ検査を毎週末に実施するよう市の全地区に求めている。
1─5月の固定資産投資は前年同期比21.2%減少。1─4月は同11.3%減だった。
1─5月の不動産販売額(床面積ベース)は前年同期比23%減。1─4月の17%減からさらに悪化した。