[リスボン 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は20日、ECBは分断リスクの防止にコミットしていると表明、債券スプレッドへの圧力を抑制するため、ツールを設計していると述べた。

総裁はCNNポルトガル主催の金融イベントで、こうしたツールは必要な場合にのみ利用されると発言。「うまく設計すれば、全く使わなくて済むかもしれない」と述べた。

ECBは15日に臨時会合を開催し、国債利回りの格差拡大によるユーロ圏市場の分断を防ぐ措置を検討すると表明した。

センテノ氏は分断リスクに対処する「大いなる決意とコミットメントがある」とした上で「スプレッドがファンダメンタルズから逸脱しないよう、市場に規律」をもたらす「必要な場合にのみ活用する新たな保証措置が作られる」と述べた。

金融政策の正常化については、ECBが2%の物価目標を達成する環境を整えるために実施する方針の措置を通じて、徐々に進めると改めて述べた。

「主要金利をマイナスから(景気を冷やしもふかしもしない)自然利子率に近い水準に引き上げていく。ただ特定の水準は持っていない」とした。その上で「最大のリスクは供給状況の改善ペースの鈍化、経済活動や物価に影響を及ぼす欧州域内の紛争の継続だ」と指摘した。