[東京 21日 ロイター] - 日本航空(JAL)の赤坂祐二社長は21日の定時株主総会で、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ旅客需要について「第1・四半期は、おおむね想定通りに回復が進んでいる」と明らかにした。冒頭で2022年3月期まで2年連続の最終赤字と期末配当の無配を陳謝し、23年3月期は「なんとしても黒字化を達成し、復配を目指す」と語った。

国際線のビジネス旅客需要がコロナ前のように戻るかなどの株主質問に対しては、越智健一郎常務執行役員・旅客営業本部長は、水際対策の緩和で「少しずつ需要は戻ってきており、今後はさらに拡大していくという前提に立っている」と話した。ただ、「一定程度の需要は戻りきらない部分もある」と計画しており、「(減ったビジネス旅客需要を補うため)観光需要をしっかり盛り上げて新しい需要をつくっていく」と述べた。

同社では、コロナ前の旅客需要を100%とした場合、通年では国内線は90%程度、国際線は45%程度まで回復すると想定している。国内線は今夏にコロナ前水準までほぼ回復し、国際線は2022年度末には約65%まで回復すると見込んでいる。

中野星子執行役員・旅客営業本部副本部長は、現在の国内線・国際線の旅客需要は「回復基調」にあるとし、国内線は「夏場には90%程度に達する」と想定、国際線は「夏場のハワイを中心に予約数が増加し、今後さらに伸びていく」との見通しを示した。