[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルが23日発表したドイツの6月の購買担当者景気指数(PMI)速報値によると、ドイツ経済は急激に失速した。輸出減少が響いたほか、経済の先行き不透明感とインフレが内需の重しとなった。

サービス部門PMI速報値は52.4と、前月の55.0から低下。好不況の分かれ目となる50は6カ月連続で上回った。市場予想は54.5だった。

製造業PMIは52.0と、前月の54.8から低下。市場予想の54.0を下回った。

総合PMIは51.3と、前月の53.7から低下。市場予想の53.1を下回った。

S&Pグローバルのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、フィル・スミス氏は、ドイツ経済が新型コロナウイルス規制の緩和で得た勢いをほぼ全て失ったとし、サービス業が2カ月連続で急激に鈍化したとの見方を示した。

需要は幅広く減少。製造業の新規受注は一段と落ち込み、サービス業の新規受注も6カ月ぶりに減少した。物価上昇と高い不透明感が響いた。

同氏は「製造業の見通しが特に厳しく、将来の活動に対する企業信頼感が2年前の新型コロナ流行第一波以降で最低となった」とし、これにより、企業が人員のニーズを見直し、雇用創出が広範に鈍化したと述べた。

調査は約800社を対象に6月13─21日に実施した。