[ワシントン 23日 ロイター] - 米S&Pグローバルが23日に発表した6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.2に低下し、5カ月ぶりの低水準となった。5月の改定値は53.6だった。

米企業活動は6月に大幅に減速した。高いインフレ率と消費者心理の悪化によって全般的に需要が減り、新規受注指数は2年弱ぶりに縮小した。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。50を超えると民間部門の成長を示す。

6月の総合受注指数は5月の54.9から47.4となり、2020年7月以来の低下となった。受注残指数も2年ぶりに低下した。

受注が低迷する中、景況感は20年9月以来の低水準に陥った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ事業エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「景況感は景気下振れを示す水準にあり、景気後退のリスクを高めている」と指摘した。

6月の製造業PMIは52.4と、5月の57.0から低下。市場予想は56.0だった。

製造業の生産指数は2年ぶりの低水準となり、「インフレ、原材料不足、納期の遅れによって一部の顧客が商品の購入を停止または削減して、顧客需要が弱まった」のが要因とされた。生産減にもかかわらず、製造業はおおむね従業員の雇用を維持している。

サービス業PMIは51.6と、5月の53.4から低下した。