[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日に公表した5月の「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」によると、消費者物価の「刈込平均値」は前年同月比プラス1.5%となり、データを遡ることができる2001年以降で最大の伸び率となった。2カ月連続の最高更新で、物価高が広がっていることが改めて明らかになった。

一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。

「刈込平均値」は、ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた平均値。分布の真ん中に位置する「加重中央値」はプラス0.4%で、こちらも2カ月連続で01年以降の最高を更新した。

品目別分布で最も頻度の多い上昇率である「最頻値」はプラス0.5%で16年3月以来の高水準。

日銀は物価の基調を正確に把握するため、生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)だけでなくさまざまなコア指標を総合的に見ている。5月のコアCPIは前年同月比プラス2.1%で伸びは前月と変わらなかったが、日銀が目標とする2%を2カ月連続で上回った。

(和田崇彦)