[28日 ロイター] - 欧州企業の今年の1株当たり利益は前年比11%強増えるというのがコンセンサスだが、実際には6.4−8.5%減少しかねない−−。HSBCは28日、こうした厳しい見通しを示した。

各国は歴史的な物価高に直面しており、主要中央銀行がインフレ抑制のためさらに利上げを進め、景気後退(リセッション)が起きるのではないかと懸念されているためだ。HSBCによると、欧州中央銀行(ECB)は米連邦準備理事会(FRB)に比べて金融引き締めペースが緩やかにとどまるとみられ、その分だけインフレに対して後手に回り続けるとの不安も高まるという。

HSBCは欧州各国の株式市場の投資判断について、スペインは投資家の買い意欲が戻ったとして「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に上方修正。一方ドイツは、株安が勢いづいて予想が悪化していることから「オーバーウエート」を「中立」に引き下げた。

セクター別では生活必需品と一般消費財の判断を引き上げた一方、非鉄金属と不動産は下方修正した。