[東京 29日 ロイター] - トヨタ自動車が29日発表した5月の世界販売(トヨタ車とレクサス車のみ)は前年同月比9.4%減の76万1466台と9カ月連続で減少した。世界生産は同5.3%減の63万4940台と2カ月連続で前年割れし、2度の下方修正をした計画「70万台程度」を6万台ほど下振れた。半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大が響いた。

世界販売の内訳は、国内が同20.9%減の8万6544台、海外が同7.7%減の67万4922台だった。

世界生産のうち、国内は同28.5%減の14万4204台、海外は同4.6%増の49万0736台だった。5月の世界生産計画については、4月18日に年初想定から10万台減らし75万台に下方修正。5月10日にはさらに5万台減らして70万台程度(国内15万台、海外55万台)に引き下げていた。中国・上海のロックダウン(都市封鎖)の影響などが直撃し、2度にわたり下方修正した計画をも下回る結果となった。

日野自動車とダイハツ工業も含めたグループ全体でも、世界販売は9.5%減の81万8972台で9カ月連続で前年割れ、世界生産は9.0%減の70万0331台と2カ月ぶりの前年割れだった。

都市封鎖や半導体不足などによる世界生産への影響は、他の自動車メーカー大手でも続いている。マツダが23.4%減、ホンダが14.5%減、三菱自動車工業が6.2%減、SUBARUが2.9%減だった。

一方、半導体不足は続いているが、減産規模の大きかった前年の反動もあって、日産自動車とスズキの世界生産はプラスに転じた。日産は1.7%増と11カ月ぶりの増加で、一部車種の台数増も寄与した。スズキは105.3%増と3カ月ぶりに増加。前年同月はインドでコロナ治療用の酸素不足対応に伴う稼働停止で低水準で、その反動がみられた。