[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比244円87銭安の2万6804円60銭と、反落して取引を終えた。前日の米国市場で景気に対する楽観的な見方が後退し株安となったことを嫌気して、日本株も値がさ株を中心に軟調な展開だった。中盤からは下げ渋ったが、買い上がる材料に乏しく、安値でのもみ合いが続いた。

日本株は、米株市場の流れが波及し朝方から売り優勢となった。半導体関連など値がさのグロース(成長)株や景気敏感株を中心に売られ、日経平均は一時362円00銭安の2万6687円47銭に下落した。

売り一巡後は、時間外取引の米株先物が底堅い動きとなる中、日本株も下げ渋った。ただ、持ち直しは限られ、午後にかけて安値圏でのもみ合いが続いた。TOPIXの浮動株比率見直しに伴うリバランスへの警戒感も重しとなった。

市場では「買い上がる材料に乏しく買い手が不在で、株価は底ばいになった。ひとまず今晩の米国市場の動向を見極めたい投資家は多いのではないか」(ピクテ投信投資顧問の糸島孝俊ストラテジスト)との見方が出ていた。

TOPIXは0.72%安の1893.57ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆8714億4500万円だった。TOPIXの浮動株比率見直しに伴うリバランスで売買が膨らんだ。東証33業種では、値下がりはゴム製品や鉱業、海運業など23業種で、値上がりは電気・ガス業や空運業、陸運業など10業種だった。

東証プライム市場指数は前営業日比0.73%安の974.09ポイント、スタンダード指数は同0.15%安の976.26ポイント、グロース指数は同1.04%安の852.88ポイントだった。

東京エレクトロンや村田製作所などハイテク株が軟調に推移。トヨタ自動車など自動車株もさえなかった。指数寄与度が大きいファーストリテイリングやソフトバンクグループも安く、日経平均の重しになった。一方、東京電力ホールディングスや日本航空、三井不動産は上昇した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが787銘柄(42%)、値下がりは987銘柄(53%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。