[北京 29日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は29日、世界的な景気減速、高インフレ、地政学的紛争の継続、国内の新型コロナウイルス流行が中国経済を圧迫していると指摘し、穏健な金融政策の実施を強化し、流動性を適度に潤沢に保つと表明した。金融政策委員会の四半期会合終了後に声明を発表した。

声明は「現在、世界経済の成長は鈍化し、インフレは高水準で推移、地政学的紛争が続き、外部環境はより複雑で厳しくなっている。経済発展は、需要の縮小、供給ショック、期待の弱まりという3つの圧力に直面している」と指摘した。

穀物生産の安定と増加、エネルギー市場の安定という好ましい状況が、国内インフレを基本的に安定させるのに役立つと述べた。

市場志向の金利体系を改善し、企業の包括的な資金調達コストの低減を促進し、銀行の資本補充を支援するとした。

また人民元相場をより柔軟にし、基本的安定を維持する方針を再確認した。