[ストックホルム 30日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は30日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ0.75%とした。物価の急上昇に対処するため、さらに大幅な引き締めを行う方針を示唆した。

およそ20年ぶりの大幅な利上げとなった。

中銀は声明で「高インフレが物価と賃金の決定に組み込まれるリスクが高まった」と指摘した。

「理事会の予測では、政策金利はさらに引き上げられ、来年の初めには2%に近づく」とした。

ロイター調査では、5月の総合インフレ率が7.2%に急上昇したことを受けて、アナリストは50bpの利上げを予想していた。

中銀はバランスシートの圧縮をより速いペースで進めることも決定した。

中銀のイングベス総裁は記者団に「これは一種のパーフェクトストーム(破滅的な事態)だ」とし「利上げする必要がある。4月に金融政策について協議した際に必要と考えていたよりも大幅な利上げだ」と述べた。

金利は来年初めごろに2%程度に達し、その付近にとどまるとの見方を示したが、必要であればより積極的な行動を取ることも否定しなかった。

利上げ幅は決まっておらず、必要な引き締めを行うと発言。「将来のある時点で75bpの利上げが必要になれば75bpの利上げを行う」と語った。

市場は、中銀は足元で引き締めペースを加速させるとともに、より長期的に利上げを続ける必要があるとみている。

オーマン・グループの債券部門責任者ラース・クリスティアン・フェステ氏は「インフレ率がリクスバンクの予測ほど下がるとみるのは難しい」と述べた。

インフレ率が予想どおり下がらなければ「2023年に、またおそらく24年にも一段の利上げを見込まざるを得ない」と語った。

中銀は総合インフレ率の目標を2%に設定している。