[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア最大の取引所、モスクワ取引所は1日、同国の決済機関である連邦証券保管振替機関(NSD)に対し、欧州連合が6月初めに科した制裁への法的対抗措置を計画していると明らかにした。金融業界と協力し国内投資家の利益保護を図る。

ロシアの大手銀行、証券会社、資産運用会社などの金融市場関係者は1日、投資家の権利、特に無資格の市場参加者の保護を目的とするクラブを設立することでモスクワ取引所とNSDと合意した。

NSDに対するEUの制裁は、ロシアを国際金融網から排除する措置の一環で、ロシアが1世紀ぶりに対外債務不履行に陥る一因となった。

モスクワ証券取引所の幹部は今週、発行者から投資家への資金移動を不可能にする制裁は「法的不確実性のわな」とし、財務省を含むロシアのユーロ債発行者が、海外で凍結状態になっている証券に代替する証券を発行するよう主張した。

今週、ロシア下院は、国内投資家が海外で発行した外貨建て証券を、ロシア株式やユーロ債に強制的に転換する手続きを導入する法案を承認した。