[ソウル 28日 ロイター] - 韓国サムスン電子が28日発表した第2・四半期決算は営業利益が前年同期比12%増の14兆1000億ウォン(108億ドル)と、同期として2018年以来の高水準となった。サーバー向け半導体への強い需要に支援された。

今月上旬に示した自社予想の14兆ウォンをわずかに上回った。ただ、スマートフォン事業は地政学的問題やインフレ懸念、部材・物流費の増加で利益が減少した。利益の内訳は半導体事業が9兆9800億ウォン、モバイル端末事業が2兆6200億ウォン。

売上高は21%増の77兆2000億ウォンだった。

同社は半導体メモリー事業の先行きについてサーバー向けは堅調を維持するが、パソコン・モバイル端末向けは低迷が続くとの見通しを示した。サーバー向けは人工知能(AI)や5G(第5世代)通信規格といった新たな成長分野や中核インフラに対するデータセンター運営会社などの投資が拡大し、需要を支えるとした。

世界的な高インフレが個人消費を下押しする中、半導体市場の先行きに慎重な見方が広がっている。ウクライナ危機や中国の新型コロナウイルス対応のロックダウン(都市封鎖)で供給網の問題がさらに悪化しており、スマホメーカーの多くは半導体の発注を減らしている。

ただ、サムスンは下半期のスマホ需要について比較的強気の見方を示した。同社に関する供給制約はほぼ解消し、需要は横ばいあるいは1桁台の伸びを示すと予想した。

また、折り畳みスマホモデルについて、下期は過去の旗艦モデル「ギャラクシーノート」を上回る販売水準を目指すと表明した。