[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が28日発表した7月の欧州連合(EU)基準(HICP)の消費者物価指数(CPI)の速報値は前年同月比8.5%上昇し、上昇率は6月の8.2%から加速した。市場予想は8.1%上昇だった。

エネルギー価格が前年同月比で35.7%上昇。食品価格の14.8%上昇と合わせ、インフレ率を大幅に押し上げたという。

7月の国内基準CPIは前年同月比7.5%上昇と前月の7.6%上昇からやや鈍化した。

ドイツのIFO経済研究所は28日、値上げを計画している国内企業の比率が7月に3カ月連続で低下したとし、インフレ率がピークに達した可能性が高いとの見方を示した。

ただ、バーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)のエコノミスト、Jens-Oliver Niklasch氏は、エネルギー価格を巡る不確実性を踏まえると「インフレ率がピークに達したとは言えない」とし、最悪の事態はまだ終わっていないと警告。INGのエコノミスト、カーステン・ブルゼスキ氏も、ドイツのEU基準CPIの上昇は「欧州中央銀行(ECB)に対する警鐘になる」との見方を示した。