[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が3日発表した6月の貿易統計によると、輸出は季節調整済みで前月比4.5%増加し記録的な水準となった。ロイターがまとめた市場予想の1.0%増を上回った。欧州連合(EU)、米国、中国からの需要に支援された。

輸出の増加は3カ月連続。6月の貿易黒字は季節調整済みで64億ユーロ(65億1000万ドル)と市場予想を大幅に上回った。

5月の貿易収支は暫定値で30年以上ぶりの赤字となっていたが、10億ユーロの赤字から8億ユーロの黒字に改定された。

6月の対米輸出は前月比6.2%増、EU向け輸出は3.9%増だった。

ただエコノミストはデータが名目ベースで計算されており物価上昇の影響が含まれていないとして注意を促している。VP銀行のトーマス・ギッツェル氏は「この数字は割り引いて受け止めるべきだろう」と述べた。

ドイツ商工会議所は、輸出に依存する産業は下半期は厳しい状況になると予想。「サプライチェーンの混乱や、エネルギー、コモディティ、輸入原材料の高騰が引き続き生産の阻害要因になる。加えて米国や中国、ユーロ圏諸国などの重要輸出先の景気減速もドイツ製品の需要を冷やしている」と述べた。

6月の輸入は前月比0.2%増加した。市場予想は1.3%増だった。