[3日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は3日、連邦準備理事会(FRB)はインフレに断固として対応すると改めて表明し、経済が予想通りに推移すれば、次回9月の会合で0.50%ポイントの利上げを決定するのは「妥当」との考えを示した。

デイリー総裁はロイターのインタビューに対し、一部で明るい兆しが見え始めていることなどを踏まえると「9月に0.50%ポイントの利上げを決定するのは妥当だと考えている」と述べた。

その上で「インフレ高進に歯止めがかからず、労働市場に減速する兆候が出なければ、0.75%ポイントの利上げが適切な状況になる」と指摘。ただ「0.50%ポイントの利上げを念頭に置きながら、今後のデータを注視していく」と語った。

景気後退(リセッション)を巡る観測については、市場はFRBの金融引き締めに反応しているが、FRBが行った措置で経済が影響を受けている証拠はまだ出ていないとし、「景気減速が完全に明らかになるのはまだ先のことになる」と述べた。

デイリー総裁の発言を受け、金利先物市場で9月20─21日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの利上げが実施される確率が低下した。

このほか、年末までにフェデラルファンド(FF)金利が3.4%に到達することが「妥当な水準」という認識を表明。金利が抑制的と見なされる水準に達したとは確信していないとし、現在の2.25─2.50%よりも3%が抑制的な水準という考えを示した。