[東京 8日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比65円22銭高の2万8241円09銭と小幅に続伸した。好調な米雇用統計を受けて連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続するとの懸念が再燃した一方、好決算を手掛かりに業績堅調な銘柄が物色された。

日経平均は反落でスタートし、一時、前営業日比128円79銭安の2万8047円08銭円に下落した。短時間で持ち直しプラスに転換、約80円高に上値を伸ばした。その後は、前営業日終値を挟んで一進一退となった。

総じてグロース(成長)株が弱く、TOPIXグロース指数が0.31%安だった。同バリュー指数は0.39%高。

決算などを手掛かりに、個別銘柄が物色された。好決算を発表したバンダイナムコホールディングスがしっかりだったほか、半導体製造装置関連が強弱まちまちとなる中、レーザーテックは大幅高となった。

市場では「米雇用統計で強い数字が確認されFRBによる利上げ加速が連想されるところだが、これまで過度に悲観になっていた相場の反動が続いた」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成取締役)との声が聞かれた。

TOPIXは0.05%高の1948.16ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆4465億4700万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や石油・石炭製品、金属製品など20業種で、値下がりは保険業やパルプ・紙、海運業など13業種だった。

個別では、三井松島HLDGがストップ高となり、年初来高値を更新。ラウンドワンも年初来高値を更新したほか、スズキが買われた。一方、エムスリーやコナミグループ、東京海上HLDGは軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが781銘柄(42%)、値下がりは964銘柄(52%)、変わらずは90銘柄(4%)だった。