[サンパウロ 8日 ロイター] - 米ナスダック市場運営会社の世界資本市場担当幹部、ボブ・マックーイ氏はロイターのインタビューで、中国企業が今年上場を取りやめた分の少なくとも一部を中南米企業が穴埋めする可能性があるとの期待を示した。

マックーイ氏は先週、ブラジルのサンパウロを訪れ、米上場の可能性のある複数のブラジル企業と意見交換し、証券会社主催の投資イベントにも参加した。

同氏はインタビューで、「2022年にサンパウロに出向くのは、08年に中国を訪ねたときの想い出を彷彿とさせる」と語り、中南米には興味深い企業がたくさんあるとも述べた。

中国企業の米国上場問題を巡って米中の規制当局はそれぞれ一段と神経をとがらせている。外国企業の監査法人を米公開会社会計監督委員会が検査するとの米規定があるのに対し、中国政府は海外上場企業への規制を強化。同委員会の検査を拒否する中国企業が米国で上場廃止になる可能性も出ている。

米国での中国企業上場は昨年29社あったが、今年はこれまでのところゼロ。一方で中南米企業の昨年の米上場は20社だったが、今年は今のところ4社にとどまっている。ただ、先週にはナスダック市場に中南米のIT企業が上場。昨年6月にはブラジル上場企業がナスダック市場に上場替えしている。