[9日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が69億ドル相当の同社株を売却したことが9日に分かった。マスク氏は、440億ドルでのツイッター買収を巡り訴訟合戦となる中、テスラ株の緊急売却を避けることが重要だとツイートした。

4月に85億ドル相当の同社株を売却した際には今後、追加売却の予定はないとしていた。

しかし、マスク氏がツイッターとの訴訟に敗れ、買収完了や違約金の支払いを求められた場合、同氏がさらなるテスラ株売却を余儀なくされる可能性があると法律専門家は指摘している。

ツイッター買収を巡っては複数の合意条項に重大な違反があったとしてマスク氏が撤回。双方の法廷闘争にもつれ込んでいる。審理は10月17日から始まる。

米証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、マスク氏は8月5━9日の期間にテスラ株約792万株を売却。この結果、保有株は1億5504万株となった。

今回の売却を含めるとマスク氏が1年足らずで約320億ドル相当のテスラ株を売却したことになる。

テスラ株は7月20日に予想を上回る決算を発表して以来、約15%値上がりしている。EVに新たな税額控除を設ける法案への期待感も支援材料になった。