[香港/北京 9日 ロイター] - 2020年に不正会計を認め、その後に米ナスダック市場から上場廃止になった中国のコーヒーチェーン、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)で元最高財務責任者(CFO)だったラインアウト・ヘンドリク・シャケル最高戦略責任者は8日、アナリスト向け決算会見で、ナスダック再上場をずっと考えていると強調した。

郭謹一・最高経営責任者(CEO)も「われわれに特定の日程があるわけではない」と断った上で、「米資本市場に注目し続けている。今のところ他の場所の市場を考えたことはない」と発言した。

多額の制裁金を科されたラッキンは一時、破綻の淵に立ったが、経営トップを入れ替えて事業を再建。初期の出資者だった同国プライベート・エクイティ企業が創業者2人から株式を買い取って支配株主になり、多額の再建資金を拠出した。今年5月には四半期決算で初の営業利益を計上。今週8日には4─6月期の純売上高が72%急増したと発表していた。

中国の厳格なコロナ感染予防策のため多くの持ち帰り飲食チェーンは短期的に店舗数拡大に慎重さを強めている。しかし郭氏によると、同社は引き続き新規出店を計画しており、北京市や上海市といった大都市も含め全国で店舗を増やしたい考え。

5年前の創業以来、国内全店舗数は約7200店になり、展開している都市は230都市に達したという。郭氏は50―60の主要都市だけで5000店以上があるとし、「われわれは中国市場の潜在力が依然として極めて大きいと考えている」と語った。