[ロンドン 11日 ロイター] - 調査会社クリプトコンペアが11日公表したデータによると、暗号資産(仮想通貨)の主要取引所のデリバティブ(金融派生商品)取引高が7月に前月比13%増加し、3兆1200億ドルとなった。一時暴落していた暗号資産価格に回復の兆しが見られていることが背景。

暗号資産の取引全体に占めるデリバティブ市場の割合は69%となり、6月の66%から上昇。7月の全体の取引高を4兆5100億ドルに押し上げた。

デリバティブ取引高は7月29日に2450億ドルに達し、1営業日の取引高で6月の最高だった2230億ドルを9.7%上回った。

一方、7月の現物取引は前月比1.3%減の1兆3900億ドルと2020年12月以来の低水準となった。

暗号資産市場はインフレ上昇や米連邦準備理事会(FRB)の利上げを巡る懸念から5月と6月に急落した。その後は幾分持ち直しており、ビットコインは7月に17%上昇。ただ昨年11月に付けた過去最高値の6万9000ドルは大幅に下回っている。

クリプトコンペアは「デリバティブ取引の増加は暗号資産にさらなる上昇余地があるとの見方から投機的な動きが活発化していることを示している」と述べた。