[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(135.01/04円)から小幅に上昇し、135.19/21円付近で推移している。ドルは時間外取引の米長期金利の低下を背景に売りが先行したものの、その後は押し目買いに支えられた。

日経平均株価の下落を眺めてクロス円を中心に円買いが強まったほか、短期筋によるドルの利益確定売りも出たとみられ、一時134.73円まで下落する場面もあった。

市場では重要なレジスタンスとみられる135円半ば付近を抜けるかどうか注目が集まっている。SBI証券の外国為替室部長、上田眞理人氏は、チャート的にはドル/円のトレンドは堅調であるものの、「135.50円付近を超えるような材料は乏しく、132−135円を中心としたレンジをそう簡単に変えることは難しい」との見方を示す。

17日に公表された7月26─27日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨については、「事前予想よりもタカ派的ではなかったものの、ハト派的な内容ではない」(国内金融機関)との声が聞かれる。今後の経済指標次第となるが、9月の米FOMCでは「75ベーシスポイント(bp)の利上げの可能性は残る」(同)との見方だ。

米連邦準備理事会(FRB)はFOMC議事要旨で、インフレを抑制するために必要な高さまで金利を引き上げるとし、消費支出の減少と全体の成長率低下を図る必要があるとした。一方で、金融引き締めが経済に与える影響を評価する時間が必要なことを踏まえると、利上げペースが早ければ9月にも減速する可能性があると示唆した。

りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、武富龍太氏は、「(足元のドル/円は)インフレ抑制に伴う米金融引き締めと米景気減速懸念との綱引き状態が続いてる」と指摘。ただ、今後米量的引き締め(QT)が進められることや利上げの効果により、インフレが落ち着いてくることを踏まえると、景気減速が一段と意識されやすくなり「ドル/円の上値は重くなりやすい」(武富氏)とみる。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 135.19/21 1.0163/67 137.42/46

午前9時現在 134.95/97 1.0176/80 137.33/37

NY午後5時 135.01/04 1.0180/83 137.47/51