[26日 ロイター] -

<為替> 英ポンドが対ドルで過去最安値を記録。英政府が先週発表したの経済対策が財政に打撃を与えるという懸念が引き続きポンドを圧迫した。

ポンドはアジア時間に最大4.9%急落し、過去最安値の1.0327ドルを付けた。23日にも3.6%下落していた。

ポンドはその後、オーバーナイト取引での下げをおおむね取り戻したものの、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁の発言が中銀による介入を想定していた向きの失望感を誘い、ポンドは再び下げに転じた。

ベイリー総裁は2%のインフレ目標を達成するために必要であれば「躊躇なく」金利を引き上げるとした上で、資産価格の急激な動きを受けて金融市場を「非常に注意深く」見ていると語った。

終盤の取引で、ポンド/ドルは1.5%安の1.069ドル。

ユーロ/ドルも20年ぶり安値となる0.9528ドルを付けた。終盤は0.81%安で推移した。

ドル/円は0.84%高の144.585円と、先週付けた24年ぶり高値の145.90円に迫った。

<債券> 2年債利回りが15年ぶりの高水準、10年債利回りも12年ぶり高水準を更新した。世界各国の中央銀行が高止まりするインフレを抑制するため金融引き締めを継続するとの懸念を背景に、ユーロ圏や英国債の動きに連れる展開となった。

先週急落した英ポンドはこの日もさらに下げ、英国債も一段と売りが加速。ユーロ圏の利回りも上昇した。

2年債利回りは4.312%と15年ぶりの高水準に上昇。10年債利回りは23日終値から20ベーシスポイント(bp)近く上昇、一時3.9%と2010年4月以来の高水準を付けた。

5年物価連動国債(TIPS)利回りは約25bp上昇し1.87%と、2009年1月以来の高水準となった。10年TIPS利回りは20bp超上昇し1.57%と、10年4月以来の高水準となった。

2・10年債の利回り格差はマイナス44.5bpだった。

<株式> 続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の積極的なインフレ対応によって米経済が急激に悪化するとの懸念が強まった。

ダウ工業株30種は1月初旬に付けた史上最高値から20.5%下落し弱気相場を確認。6月に弱気相場入りを確認したS&P総合500種はこの日、終値が6月半ばに付けた安値を下回り今年の下げ幅を拡大した。

S&P主要11セクターでは10セクターが下落。不動産とエネルギーが約2.6%安と下げを主導した。

<金先物> 対ユーロでのドル高と米長期金利の上昇を背景に続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比22.20ドル(1.34%)安の1オンス=1633.40ドルと約2年半ぶりの安値を付けた。

<米原油先物> ドルが独歩高となる中で割高感を嫌気した売りが広がり、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前週末比2.03ドル(2.58%)安の1バレル=76.71ドルと、1月3日以来約9カ月ぶりの安値水準。12月物は2.07ドル安の76.18ドルだった。

ドル/円 NY終値 144.75/144.77

始値 144.26

高値 144.78

安値 143.80

ユーロ/ドル NY終値 0.9606/0.9609

始値 0.9641

高値 0.9689

安値 0.9601

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 86*20.50 3.7467%

前営業日終値 88*27.50 3.6120%

10年債(指標銘柄) 17時05分 90*13.50 3.9285%

前営業日終値 92*07.00 3.6970%

5年債(指標銘柄) 17時05分 95*08.50 4.1986%

前営業日終値 96*06.00 3.9840%

2年債(指標銘柄) 17時05分 97*31.88 4.3450%

前営業日終値 98*07.38 4.2140%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 29260.81 -329.60 -1.11

前営業日終値 29590.41

ナスダック総合 10802.92 -65.00 -0.60

前営業日終値 10867.93

S&P総合500種 3655.04 -38.19 -1.03

前営業日終値 3693.23

COMEX金 12月限 1633.4 ‐22.2

前営業日終値 1655.6

COMEX銀 12月限 1848.0 ‐43.0

前営業日終値 1891.0

北海ブレント 11月限 84.06 ‐2.09

前営業日終値 86.15

米WTI先物 11月限 76.71 ‐2.03

前営業日終値 78.74

CRB商品指数 264.3006 ‐4.1730

前営業日終値 268.4736