[東京 20日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は20日、政権与党内で浮上している国債償還ルール見直しについて、仮に見直した場合でも全体の国債発行額は変わらない、との認識を示した。同日午前の閣議後会見で語った。

鈴木財務相は、与党での議論について「結論を、予断をもって申し上げるのは今の段階ではできない」としたが、一般論として「60年償還ルールを見直した場合、一般会計から国債整理基金特別会計への債務償還費の繰り入れが減少することになり、その分一般会計が発行する赤字国債が減る」と言及。

国債整理基金特別会計が発行する借換債がその分増えることになり、60年償還ルールを見直すことで「国全体としての国債発行額が変わることはない」と述べた。