[東京 2日 ロイター] - 日野自動車は2日、未定としていた2023年3月期の純損益予想について、550億円の赤字(前年847億円の赤字)になると発表した。年間の配当予想も無配とした。国内認証関連で、4―12月期に284億7400万円を特別損失として計上した。

売上高予想は1兆5000億円と、前回予想の1兆5300億円から下方修正。一方、為替の影響などを反映し、営業利益は120億円と、前回の60億円から予想を引き上げた。

同社では、日本市場向けエンジン認証手続き上の不正行為が判明し、エンジン性能に問題があることも明らかになっている。関連損失の内訳は、リコール費用 (40億7200万円)、排出ガスおよび燃費に関する税制優遇追加納付費用(141億1000万円)、サプライヤー・顧客等に対する補償損失(102億9200万円)となる。

*決算数字はをご覧ください。