Mayu Sakoda

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比426円09銭高の3万9773円13銭と、続伸して取引を終えた。半導体投資に関する報道が相次ぎ、指数寄与度の大きい半導体関連銘柄の一角が相場を支えた。米インフレ指標の公表を前に手控えムードも強く、売買代金は低調だった。

日経平均は前営業日比149円高と小幅高でスタート。前場は総じて小動きだったが後場は上値追いの展開で、426円高の3万9773円13銭で高値引けとなった。

米商務省は8日、半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)のアリゾナ州フェニックスでの先端半導体生産に66億ドルの補助金と低利政府融資を最大50億ドルを供与すると発表。国内では、信越化学工業が9日、群馬県伊勢崎市に新工場を建設すると発表した。

設備投資が活発になるとの期待から東京エレクトロン、信越化学、レーザーテック、アドバンテストがしっかり。4銘柄で日経平均を約212円押し上げた。SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、国内への設備投資回帰の流れが株式市場にも反映されているとの見方を示した。

ただ、10日の米消費者物価指数(CPI)、11日の卸売物価指数(PPI)の公表や11日の欧州中央銀行(ECB)理事会開催など重要イベントを控えているため様子見ムードも強まりつつあり「日経平均は25日移動平均線(3万9753円79銭)を意識した値動きになりやすい」(鈴木氏)という。

TOPIXは0.97%高の2754.69ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.97%高の1417.9ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆9596億9300万円。東証33業種では、値上がりは非鉄金属、卸売、空運、不動産、輸送用機器など28業種で、値下がりはパルプ・紙、医薬品など5業種だった。

そのほか主力株では、安川電機が7%超高、ファナック、トヨタ自動車も2%超高。DIC、ZOZOはさえなかった。

三井物産、三菱商事、住友商事が上場来高値を更新するなど、商社株はしっかり。米バークシャー・ハサウェイがが円建て社債の発行を計画していると伝わり、商社株買い増しの思惑が広がった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.62%高の701.55ポイントと、続伸した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1155銘柄(69%)、値下がりは441銘柄(26%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39773.13 +426.09 39496.95 39,476.13─39,773.13

TOPIX 2754.69 +26.37 2739.27 2,732.64─2,755.08

プライム市場指数 1417.90 +13.58 1410.38 1,406.56─1,418.05

スタンダード市場指数 1266.26 +9.12 1258.89 1,258.89─1,267.22

グロース市場指数 887.41 +6.15 880.64 880.32─888.79

グロース250指数 701.55 +4.29 696.58 696.22─702.92

東証出来高(万株) 155143 東証売買代金(億円) 39596.93