[ニューヨーク 10日 ロイター] - バークレイズは10日、予想を上回る伸びとなった3月の米消費者物価指数(CPI)を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)による年内の0.25%ポイントの利下げが1回にとどまるとの見通しを示した。

米労働省が10日発表した3月CPIは、前年同月比3.5%上昇した。前月の3.2%上昇から加速し、昨年9月以来の大幅な伸びとなった。市場ではFRBが9月まで利下げを見送るという観測が強まった。

バークレイズはCPIを受け「インフレが持続的に2%に向かっているという連邦公開市場委員会(FOMC)の自信が損なわれる可能性が高いため、われわれは政策金利の見通しを調整する」と指摘。FRBが6月に利下げを開始し、その後は一会合置きに利下げするとの見方を変更し、「今年は0.25%ポイントの利下げを9月に1回のみ実施する」と見込んだ。

また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア個人消費支出(PCE)価格指数が6月までに0.2%上昇に減速すれば、9月利下げの可能性が開ける一方、「特にディスインフレの進展が予想よりも遅い場合には」利下げが12月まで後ずれする可能性もほぼ同程度あるとした。

フェデラル・ファンド(FF)金利の目標レンジ見通しは2024年末で5.00─5.25%、25年末で4.00─4.25%とした。