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[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が16日発表した3月の粗鋼生産は前年同月比7.8%減の8827万トンだった。需要低迷や在庫拡大を背景に鉄鋼メーカーが減産した。

ただ、市場予想ほど大幅な落ち込みとはならなかった。市場では10%以上の減少が予想されていた。

1日当たりの平均生産量は約285万トン。1─2月は280万トン、昨年3月は309万トンだった。

同国では春節休暇後の需要の回復がもたついたほか、多くの鉄鋼メーカーが高コストで生産した在庫を大量に抱えていた。

これを受け、一部の省の鉄鋼協会は3月中旬に自主減産を呼びかける声明を発表した。利益率低下と市場心理の悪化につながっている鉄鋼価格の下落に歯止めをかけることが狙い。

コンサルティング会社マイスチールのデータによると、高炉の稼働率は3月末時点で82.76%と、2月下旬の83.59%、前年同時期の90.56%を下回った。

第1・四半期の中国の粗鋼生産は前年同期比1.9%減の2億5655万トン。

アナリストは4月の粗鋼生産が回復すると予想している。

マイスチールの幹部は「下流の鉄鋼需要は4月に改善の兆しが出ており、一部の製鉄所が設備のメンテナンス後に生産を再開している」と述べた。