Hiroko Hamada

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比907円92銭高の3万8460円08銭と大幅に3日続伸して取引を終えた。前日の米ハイテク株高を好感し、寄与度の大きい半導体株などに買い戻しが入って指数を押し上げた。

この日は前営業日比319円高と堅調にスタートした。寄り付き後もハイテク株に押し上げられて上げ幅を拡大、後場にかけて一段と上昇し、高値引けとなった。前日の米国市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が上昇したほか、決算を発表したテスラやテキサス・インスツルメンツ株が時間外で買われ、投資家心理を支えた。

市場では「半導体株は米金利高を背景に調整が続いていたので、きょうは買い戻しが中心だろう」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。

決算など個別材料を手掛かりにした買いがみられたほか、自動車株や機械株もしっかりだった。

日経平均は4営業日ぶりに3万8000円台を回復したが、3万9000円に近付くと利益確定の売り圧力も強まる可能性を指摘する声も聞かれる。T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏は、「3万8000―3万9000円にかけてはそれなりに出来高があったので、戻り待ちの売りも出やすい」とみる。企業の決算シーズンを控えていることもあり、目先はレンジ相場が続くのではないかという。

TOPIXは1.67%高の2710.73ポイントで取引を終了。プライム市場指数は1.67%高の1395.22ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆5513億8300万円だった。東証33業種では、精密機器、電気機器、輸送用機器など29業種が値上がり。電気・ガス、陸運、パルプ・紙など4業種は値下がりした。

個別では、東京エレクトロンが7.1%高、アドバンテストが3.6%高、ソフトバンクグループ3.1%高となり、3銘柄で日経平均を326円ほど押し上げた。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは2.1%高だった。一方、グループ企業のデータ改ざんが報じられたIHIは後場に急落し、5.7%安となった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.76%高の655.60ポイントと、反発した。きょうグロース市場に新規上場したレジルは公開価格を0.41%上回る1205円で初値を付け、1220円まで上昇。1140円で取引を終えた。

プライム市場の騰落数は、値上がり1195銘柄(72%)に対し、値下がりが402銘柄(24%)、変わらずが55銘柄(3%)だった。