David French

[1日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がまちまちで終了。S&P総合500種とナスダック総合が上昇する一方、ダウ工業株30種は下落した。トランプ政権による関税発表を控え、マイナス圏とプラス圏を行き来する展開となった。

トランプ大統領の大規模な関税計画による経済的影響を評価する動きから、金融市場はここ数週間不安定になっている。

2日に予定される相互関税の発表後には不透明感が幾分払拭される見通しだが、それでも高い不確実性が残り、市場が方向性を得るのは難しいとみられる。

ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・ソリューションズのポートフォリオストラテジスト、ギャレット・メルソン氏は「市場のセンチメントは疲弊しており、ポジションはまだかなり弱い」と指摘。

「投資家や企業経営者が望むような明確さは得られないと思う。われわれは関税について多くの時間を費やしているが、結局のところ、より大きな問題はフル稼働していない経済だ」と述べた。

ナスダックとS&Pの上昇は、年初以降に売り込まれてきたテクノロジー株の反発に支援された。

電気自動車(EV)大手テスラが第1・四半期の自動車販売台数発表を2日に控え、3.6%上昇。マグニフィセントセブン(超大型ハイテク7銘柄)の上げを主導した。アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズなども1─1.8%上昇した。

一方、ヘルスケア株と航空株は下落し、S&Pを圧迫した。

日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は7.6%下落し、S&P構成銘柄で最悪のパフォーマンスを記録。ヘルスケアセクターを1.8%安に押し下げた。

原料にタルク(滑石)を含むベビーパウダーなどの商品が原因で卵巣がんを発症したとして起こされている多数の訴訟を巡り、和解のため同社が示した100億ドルの提案を米破産裁判所が退けた。

デルタ航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空も2.4─5.9%安と軒並み下落。景気先行き不透明感を背景に出張や個人旅行の需要が抑制されるとの懸念から、ジェフリーズのアナリストが目標株価を引き下げた。

米取引所の合算出来高は150億9000万株。直近20営業日の平均は158億3000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 41989.96 -11.8 -0.03 41879.75 42140.66 41519.9

前営業日終値 42001.76

ナスダック総合 17449.89 150.6 0.87 17221.55 17506.59 17149.36

前営業日終値 17299.29

S&P総合500種 5633.07 21.22 0.38 5597.53 5650.57 5558.52

前営業日終値 5611.85

ダウ輸送株20種 14779.02 32.86 0.22

ダウ公共株15種 1026.43 2.38 0.23

フィラデルフィア半導体 4282.46 12.03 0.28

VIX指数 21.77 -0.51 -2.29

S&P一般消費財 1593.28 17.88 1.14

S&P素材 543.72 1.74 0.32

S&P工業 1116.38 6.66 0.6

S&P主要消費財 895.23 2.52 0.28

S&P金融 828.12 -1.34 -0.16

S&P不動産 263.13 0.23 0.09

S&Pエネルギー 719.91 4.16 0.58

S&Pヘルスケア 1672.54 -29.72 -1.75

S&P通信サービス 323 3.25 1.02

S&P情報技術 4058.11 38.13 0.95

S&P公益事業 402.02 1.21 0.3

NYSE出来高 10.78億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 35865 + 245 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 35745 + 125 大阪比