[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)財務相らは21日、自由貿易の今後を巡り懸念を表明した。米国が保護主義的な姿勢を強める中、週末に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、反保護主義の明確な姿勢を打ち出せなかったことが背景。

EU財務相理事会への出席のためブリュッセルに到着したマルタのシクルーナ財務相は「雰囲気は否定的でも険悪でもなかったが、G20は全体として協調を見いだすことを目的としており、会合は現実離れしていた」と述べた。

ベルギーのファンオフェルトフェルト財務相は記者団に対し、G20が保護主義への「懸念すべき潮流」を確認したと指摘。「われわれはそれを食い止め、良い方向に戻すためにあらゆる措置を講じるべきだ」と強調した。

ルクセンブルクのラメーニャ財務相も同様の懸念を表明。

また、欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(共通通貨ユーロ・社会対話担当)は自由貿易に対するEUのコミットメントを改めて強調した。