[国連 19日 ロイター] - 北朝鮮が今月4日に発射した弾道ミサイルの種類を巡り、米国とロシアが国連安全保障理事会で対立している。複数の外交官によると、ヘイリー米国連大使は17日のブリーフィングで、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したと主張した。一方、ロシアは今月8日、安保理理事国の15カ国に宛てた書簡で、ロシアのレーダーがとらえた情報に基づくと、北朝鮮が発射したのは中距離のミサイルだったとしている。

ミサイルがICBMではなかったというロシアの主張は、安保理による対北朝鮮制裁の強化を目指す米国の取り組みを妨げることになる。

安保理はこれまで、北朝鮮による中距離弾道ミサイルの発射に対しては通常、非難声明で対応してきた。外交官によると、中国とロシアは、長距離ミサイルの発射または核兵器の実験が行われた場合のみ、制裁強化が検討されるべきだとみている。

朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はミサイル発射がICBMの実験だったと述べている。

ロシアは4日のミサイル発射の直後、北朝鮮がICBMを発射したとする安保理の報道声明案に異議を唱えた。