[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問は24日、ロシア当局者と昨年4回にわたり接触したことを認めつつも、2016年の米大統領選中にロシア政府との「共謀はなかった」と強調した。

クシュナー氏はこの日、上院情報委員会で約2時間半にわたり非公開の証言を行った。同氏は証言前に公表した詳細で「私はいかなる外国政府とも共謀しなかった。また、選挙陣営内で共謀した人物も認識していない」と強調。さらに「不適切な接触はなかった。民間セクターにおける自分の事業ためにロシアの資金を融通したことはない」と語った。

証言の記者会見でも、自身のすべての行動は適切で、「極めてユニークな選挙キャンペーン」の枠内において行われたものと述べた。

クシュナー氏が公表した詳細によると、同氏は2016年4月、当時駐米ロシア大使を務めていたセルゲイ・キスリャク氏とワシントンで初会合し、握手を交わした。同年4、11月に行ったとされる電話でのやり取りについては覚えておらず、電話の会話記録も見つかっていないとした。

クシュナー氏はさらに大統領選後の12月13日、ロシア国営の 開発対外経済銀行(VEB)のトップで、プーチン大統領に近いとされるセルゲイ・ゴルゴフ氏と会合。会合はゴルゴフ氏からの強い要請を受けて行われ、「特定の政策問題」を巡る協議はなく、米国による対ロ経済制裁およびクシュナー氏の事業いずれも議題に上らなかったことを明らかにした。VEBは米政府の制裁下にある。

ゴルゴフ氏との会合では、クシュナー氏の祖父母の出身地であるベラルーシのノヴゴロドの芸術品と土をプレゼントとして受け取ったことを明らかにしつつも、同会合の前にも後にも、ゴルゴフ氏とはいかなる連絡も取っていないと強調した。

2016年6月に行われたトランプ大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏とロシアの弁護士ナタリア・ベセルニツカヤ氏による会合を巡っては、クシュナー氏は時間の無駄だったと説明。「同会合に10分ほど同席した後、アシスタントに電子メールを送り、携帯電話に電話するよう頼んだ。席を外す言い訳が必要だった」と語った。自身が居合わせた間に行われた会合では、選挙に関する内容はなく、何らかの文書が交換されたことは認識していないと語った。

クシュナー氏は25日、下院情報委員会でも証言を行う。

*内容を追加します。

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