[ワシントン 25日 ロイター] - 米議会上院は25日、医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案の審議開始を巡って採決し、僅差で可決した。

トランプ大統領は審議入りの動議可決を「大きな1歩だ」と評価した。

ただ、共和党が法案可決に必要な支持を固められるかどうかは不透明だ。

この日の採決では共和党のスーザン・コリンズ、リサ・マカウスキ両上院議員が造反、賛成・反対がともに50票となり、ペンス副大統領の投票でかろうじて正式な審議入りが決まった。

共和党の重鎮で、脳腫瘍と診断され自宅で療養中のジョン・マケイン議員も採決に参加し、賛成票を投じた。

採決を受け、マコネル上院共和党院内総務は記者団に、改廃法案に関する作業を週内に終わらせる意向を示した。

上院議員によると、オバマケア見直しを巡っては、現行制度に代わる代替案のないまま廃止する案や、メディケイド(低所得者向け医療保険)改革も同時に行う案を含め、複数のアプローチが議論されている。

ある上院側近とロビイストによると、上院共和党は個人や雇用主に民間の健康保険への加入などを義務付けた条項や医療機器税などに絞った廃止を検討する可能性もある。

共和党のランド・ポール上院議員は「共和党内には撤廃を求める声もあれば、上院指導部の案を支持する声もある。いずれの案も早い段階で採決が行われるだろう」と述べた。その上で「どちらかが失敗に終わり、もう一方が通れば、両者の中間で合意可能な案を見い出すことができるかもしれない」との見方を示した。

*内容を追加します。