[ワシントン 1日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は1日、イランとの核合意を巡りトランプ大統領と意見が食い違っていると認め、この合意をどのように使って米政権の政策を進めるか2人で話し合ったと述べた。

欧米など6カ国とイランは2015年、イランが核開発計画を抑制する見返りに対イラン制裁の大部分を解除することで合意した。しかしトランプ氏は昨秋の大統領選でこの合意を破棄する意向を示していた。

トランプ氏は、ティラーソン氏からのアドバイスを受け入れ、合意破棄を渋々思いとどまったと明かしている。

ティラーソン氏は国務省のブリーフィングで「イランとの核合意などの課題や、この合意の生かし方について、大統領と自分は意見が異なっている」と述べた。また米政府は合意を破棄して立ち去ることも、合意に留まってイランに合意の条件を守らせ、良き隣人として行動するよう求めることもできると述べた。

トランプ氏は先月の米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、イランは10月に予定されている合意の履行状況に関する審査で不履行の判定を受けるだろうし、自分なら数カ月前にそのような判断を下しただろうと述べた。

しかしティラーソン氏は「この合意を使ってわれわれの政策を押し進め、イランとの関係を改善する、さまざまな代替手段がある」と述べ、イランとの合意には潜在的な利用価値があるとの考えを示した。