[ワシントン 18日 ロイター] - 米ホワイトハウスの報道官は18日、トランプ大統領がロシアはもはや米国を標的としていないと述べたことを否定した。トランプ氏のロシアに関する発言で混乱が生じたのは16日の米ロ首脳会談以降2回目で、政権側は批判を抑えようと躍起になっている。

トランプ大統領はこの日、ロシアは米国をなお標的としているかとの記者の質問に「していない(No)」と回答。ロシアによる米選挙への介入は続いているとの米情報機関の判断と相反する見解を示していた。

これについてホワイトハウスのサンダース報道官は記者会見で、トランプ大統領は質問への回答を拒否するという意味で「ノー」と言ったと弁明。大統領は、11月の米中間選挙へのロシアによる介入という脅威はいまだに存在すると考えていると説明した。

「大統領はプーチン(ロシア大統領)に対して、米選挙に介入すべきでないと明確に伝えてきた」と強調。「トランプ大統領および政権は、ロシアがこれまで行ってきたような米選挙への介入を阻止するために懸命に努力している」と述べた。

トランプ氏は16日の米ロ首脳会談後の共同記者会見で、ロシアによる米大統領選への介入疑惑を巡りプーチン氏を非難することを控える一方、米情報機関の結論に懐疑的な見方を示し、与野党から批判が噴出した。17日にトランプ氏は言い間違いがあったと弁解し、ロシアが介入したとする米情報機関の結論を受け入れていると表明した。

トランプ大統領は18日の閣議の前に「われわれはロシアと恐らく誰よりもうまくやっている。そして、ロシアに対して私ほど厳しい米大統領はこれまでいなかった」と主張していた。

トランプ氏は同日、CBSニュースとのインタビューで、プーチン大統領は米大統領選介入に責任があるとの見解を示した。「私自身が米国で起きることに責任を持つように、国の指導者として、プーチン氏は自国に責任がある」と述べた。

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