[6日 ロイター] - 米国の石油輸出が週間で初めて輸入を上回ったことがエネルギー情報局(EIA)の統計で分かった。それによると、11月30日までの週の原油および石油製品の輸出は差し引き日量21万1000バレル増加した。増加は1973年の統計開始以降で初めて。このうち原油輸出は同320万バレルだった。

IONエナジー(ヒューストン)は「大変驚くべきこと。こうした状況は今後も頻発するだろう」と述べた。

米国は40年間に及ぶ原油輸出禁止などにより長らく石油輸入大国だった。オバマ政権は2015年に原油輸出を解禁。石油輸出は当初ガソリンやディーゼルが主流だったが、近年ではシェールガス革命をきっかけに状況が変化している。米国の原油生産は11月に日量1170万バレルと過去最高を記録した。[nL4N1Y5245]

原油価格は60ドル台半ばで今年の取引を開始。その後10月には80ドル台半ばまで値上がりしたが、それ以降は下落基調が続き、足元60ドル近辺で推移している。

関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)はこの日、ウィーンで開いた総会で暫定的な減産で合意。ただ具体的な減産規模では一致せず、非加盟国のロシアのコミットメントを得てから決定する見込みだ。[nL4N1YB50X]

週間の米原油在庫<USOILC=ECI>は730万バレル減少。減少は9月以来。原油輸入は差し引き日量400万バレルと過去最低を記録した。EIAによると、来年の米原油生産は平均で日量1200万バレルを超える見込み。