[リマ 30日 ロイター] - ペルーのビスカラ大統領は30日、国会の解散を宣言した。国会が大統領の警告を無視して憲法裁判所の判事を改選したのを受けた措置。

野党議員らは憲法上の越権行為だとしてビスカラ氏の弾劾手続きの準備に入った。ビスカラ氏は、憲法で認められた権限内の決定だとし、総選挙実施を公布する方針を示した。

ビスカラ氏は、汚職撤廃のための政治改革に議員が繰り返し抵抗してきたと批判している。

ビスカラ氏は国民向けテレビ演説で「ペルーの人々よ、われわれは出来る限りのことをした」と述べ、支配階級に蔓延する汚職撲滅に向けた取り組みを妨害しようとする動きについて民意を問うため、総選挙を求める考えを示した。

ビスカラ氏は、野党ながら最大勢力のフジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏が率いる「フエルサ・ポプラル」が個人的利益のために民主的制度を利用しようとしていると批判した。

政界汚職が深刻な問題となっているペルーでは、ビスカラ氏が政治改革を推進しているが、フエルサ・ポプラルは改革に消極的。先週議会は、事態打開へビスカラ氏が提案した解散総選挙法案を棚上げにした。

*内容を追加しました。