[北京 2日 ロイター] - 中国の生態環境省は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国が温暖化ガスの削減目標を変更することはないと述べた。

中国は温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」で、単位国内総生産(GDP)当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに2005年比40─45%削減する目標を掲げており、昨年にはより野心的な目標を設定すると表明していた。

一方、専門家やアナリストは、新型コロナの打撃を受けた国内経済の回復に向けて政府が重工業やCO2排出量の多い事業を後押しする中、今年のCO2削減目標の達成は難しいとの見方が出ている。

環境省のデータによると、2019年の国内のCO2排出量は前年比4.1%減少した。

環境省の報道官は会見で「新型コロナ感染拡大でも中国がCO2排出量目標を変更することはない」と述べ、中国が設定した温暖化ガス削減に向けた自国の貢献(NDC)を100%実現させると強調した。

その上で同報道官は、NDCの進捗状況に関する報告書を予定通りに提出すると説明した。