[ジュネーブ 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、新型コロナウイルス感染症ワクチンが年末までに準備できる可能性があると述べた。

また、ワクチンが確保できた際には平等に分配できるよう各国の連携や政治的取り組みが重要だとの認識を示した。

WHOは、2日間の日程で執行理事会を開催。新型コロナのパンデミックに対する世界的な取り組みについて協議した。

執行理事会後にテドロス氏は「ワクチンが必要とされているが、年末までにワクチンが用意できると期待される。希望はある」と述べた。ただ、詳細は明らかにしなかった。

WHOが共同代表を務める世界的な新型ウイルス感染症ワクチン配分計画「COVAX」の下で、現在9種類のワクチンの開発が進められている。

執行理事会では、ドイツや英国、オーストラリアなどからWHO改革を求める声が上がった。

トランプ米大統領は、WHOが中国寄りで、昨年末に武漢で新型コロナウイルスが発生した際の中国政府の対応が適切だったかどうかをWHOが十分検証していないと批判している。

テドロス氏は、新型コロナに関する情報を各国といち早く共有したとし、米国の主張を否定している。

執行理事会では、感染症対応の国際条約である2005年の国際保健規則などを見直すために発足された3つの独立委員会が調査の進捗状況を報告した。

テドロス氏は「教訓を得て、それを生かし、再発を防止できることを望んでいる」と述べ、「WHOは今回の出来事から学び、組織を改革させる用意がある」と強調した。

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