[香港/上海 24日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは上海市場での上場時に最大173億ドルの資金を調達する可能性があることが分かった。

関係者によると、1株68−69元で主要投資家の需要があった、という。

アントは数週間以内に香港と上海の中国版ナスダック「科創板(スター・マーケット)」に同時上場する。両市場を合わせた上場規模(資金調達額)は約350億ドルと昨年12月のサウジアラムコによる新規株式公開(IPO)の294億ドルを上回り、過去最大となる可能性がある。

アリババ・グループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏は24日、香港での会合でアントのIPOに関して「このように大規模な上場がニューヨーク以外で行われるのは初めてだ。5年前、いや3年前でもこんなことは想像もしなかったが、奇跡が起こった」と語った。IPO価格の詳細には触れなかった。

事情に詳しい関係者によると、上海上場では、1株69元(10.32ドル)近くで多くの中国の主要ファンドマネジャーから需要があった。同価格で換算すると、調達額は最大1153億元(173億ドル)、15%のオーバーアロットメント(追加の売り出し)を除いても、企業価値は2兆1000億元(3140億ドル)に達する可能性がある。