[ヒューストン 17日 ロイター] - 米国の広い地域を見舞っている寒波の影響で、南部テキサス州では17日も石油生産施設や製油所の閉鎖が続いている。また、これまでに400万世帯以上が停電しており、電力復旧の加速に向け、アボット州知事は、天然ガスの州外への出荷を制限すると表明した。

寒波は週末まで収まらないとみられている。

アボット知事は、天然ガス生産会社に対し、21日まで州外に出荷しないよう指示。州エネルギー規制当局に対し、この禁輸措置を実施するよう要請した。

記者会見で「この措置は、テキサス州で生産される電力の州内での供給拡大にもつながる」と語った。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によると、同州の天然ガス生産は国内全体(日量約278億立方フィート)の約4分の1を占めるが、大方を他州やメキシコに出荷している。

しかし、リフィニティブのEikonの暫定データによると、寒波の影響で17日時点の生産量は日量19億立方フィートと、1週間前の日量約79億立方フィートから大幅に落ち込んでいる。同州は電力生産の半分を天然ガスで賄っている。

また同州では、日量約400万バレルの製油能力にも影響が出ているほか、少なくとも日量100万バレルの石油生産が停止している。

州の石油産業を監督するテキサス鉄道委員会のクラディック委員長は17日夜、知事からの要請を受けたことを確認し、精査していると述べた。

リフィニティブのデータによると、米ガスパイプラインを通じたメキシコへの輸出は17日、日量38億立方フィートと、過去30日平均の日量57億立方フィートを下回っている。

メキシコのクルティエル経済相は、在メキシコ米国大使館を通じて、メキシコへの確実な天然ガス供給を求めたことを明らかにした。

*内容を追加しました。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)