[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツ保健省は24日、英アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの同国入手済み分のうち、まだ15%相当しか接種が進んでいないと発表した。有効性が他社の同ワクチンより低いとの臨床試験結果を受けて、国民が敬遠しているという。

保健省報道官は同日の定例記者会見で、アストラゼネカのワクチンの優先接種対象を広げる方針を表明。メルケル首相の報道官も、同社ワクチンは安全で有効だとして、信頼するよう国民に訴えた。

一方で、保健省はこれに先だって同日、今年第2・四半期に受け取る見込みの同社ワクチンが1600万回分だと発表した。ロイターが入手した同省内部文書では、もともと欧州連合(EU)との契約で同四半期に想定されていた数量は約3400万回分のはずだったが、ほぼ半分しか受け取れないことになる。保健省も同日、これを確認した。

ロイターは23日、EUにアストラゼネカから同四半期に引き渡されるワクチン数量が、当初契約の半分にとどまる見込みだと報じていた。

ドイツがEUの契約で得られる同社ワクチンは総量では5639万回分とされており、域内3億回分の18.7%に相当する。