[ブリュッセル 23日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は23日、北大西洋条約機構(NATO)の再建と再活性化を進めると表明、米軍がアフガニスタンから撤退する場合、NATOと協力すると述べた。

NATO本部を初めて訪れたブリンケン長官は記者団に、NATOは世界中の脅威や気候変動問題に直面しており、極めて重大な局面にあると発言。

「(NATOに対する)米国の揺るぎないコミットメントを示すため、ここに来た」とし「米国は、われわれのパートナーシップを再建したい。まず何よりも、NATO同盟国とともにこの同盟を再活性化したい」と述べた。

その上で、中国が軍事力を増強させ、ロシアが西側諸国の不安定化を図る中、NATO加盟国は団結する必要があるとし、トルコに対しNATOとの連携を呼び掛けた。

同長官はNATOのストルテンベルグ事務総長と会談した。

米国のトランプ前大統領は、NATOは時代遅れだと発言し、米国とNATOの関係には摩擦が生じていた。バイデン新政権の政策転換には、欧州のNATO加盟国から歓迎の声が出ている。

ブリンケン長官は、米軍がアフガニスタンから撤退するのかとの質問に、選択肢の検討はまだ続いているとし、同盟国と協議する方針を示した。ブリュッセルでは今後2日間、NATO外相会談が開催され、アフガニスタン問題を協議する。

ブリンケン長官は「われわれはともに現地入りし、ともに調整を進めてきた。適切な時期が来れば、ともに撤退する」と述べた。

フランスのルドリアン外相はブリンケン氏の発言を歓迎。旧ソ連の軍事脅威に対抗するために1949年に発足したNATOは、より望ましい姿を「再発見した」とし、「NATOなくして欧州の防衛はなく、欧州なくして効果的なNATOは存在しない」と述べた。

EU当局者によると、米EU関係の刷新の一環としてバイデン米大統領は25日にEU首脳とオンライン形式で会合を開く。

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