[30日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルが30日発表した第1・四半期決算は利益が市場予想を上回り、5四半期ぶりに黒字に転じた。原油価格の上昇が寄与したほか、化学事業が好調だった。

第1・四半期の純損益は27億3000万ドル(1株当たり0.64ドル)の黒字。前年同期は6億1000万ドル(同0.14ドル)の赤字だった。

調整後1株利益は0.65ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は0.59ドルだった。

ダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、景気回復が製品需要を後押ししていると述べた。

第1・四半期は大幅なコスト削減が利益を押し上げた。設備投資は31億ドルと約20年ぶりの水準に減少。コスト削減により、キャッシュフローは93億ドルと2018年以来の高水準に達した。

同社最大の探査・生産事業の第1・四半期の利益は26億ドル。原油価格の上昇が寄与し、前年同期の5億3600万ドルから増加した。

化学事業の利益は14億ドルと、少なくとも12年以降で最高となった。利益率が上昇した。前年同期は1億4400万ドルだった。

精製事業では3億9000万ドルの損失を計上。前年同期は6億1100万ドルの損失だった。大寒波による操業停止などの影響を受けた。