[カトマンズ 26日 ロイター] - 中国は、ネパールに100万回分の新型コロナウイルスワクチンを無償供与すると表明した。駐ネパール中国大使が26日、明らかにした。

ネパールでは感染拡大により医療体制がひっ迫し、当局はワクチン確保に奔走している。

大使はツイッターで、ワクチン提供は26日に行われた中国の習近平国家主席とネパールのビドヤ・デビ・バンダリ大統領の電話会談の際表明されたと説明した。

中国は3月にも、ネパールに中国国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)が開発したワクチン80万回分を提供している。一方ネパールは、インドから英アストラゼネカのワクチン100万回分の無償提供も受けている。

ネパールのワクチン接種は1月に始まったが、インドが国内でワクチンが必要となり追加の供与が不可能になったと表明したため、接種プログラムが中止されている。

中国とインドは、両国間の緩衝地帯となっているネパールへの影響拡大でしのぎを削るとともに、近隣やより遠方の諸国との関係強化を狙いワクチン外交を展開している。