[北京 9日 ロイター] - 中国の国営メディアや共産党の青年組織「共産主義青年団(共青団)」が、一部の海外ブランドに対する批判を展開している。

同国では今年6月に、カナダの高級ダウンジャケットメーカー、カナダグース・ホールディングスの中国子会社が虚偽広告で、上海市の市場監督管理局から45万元(7万ドル)の罰金を科された。

市場監督管理局は、同社がガチョウの羽毛ではなく、主にアヒルの羽毛を使っていると指摘。「ハテライトダウン」と呼ばれるタイプの羽毛がカナダで最も温かいという広告が消費者に誤解を与えたとしている。

これについて、共青団は「嘘だらけ、間違いだらけだ」と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」に投稿。

国営メディアの中国経済日報も、8日の社説で同社を取り上げ、「嘘をつくカナダのガチョウを捕まえた」と、市場監督管理局を称賛した。

同社のコメントは取れていない。

社説では、同社の批判にとどまらず、中国の消費者が外国製品は質が高いとの見方に疑問を持ち始めていると指摘。「消費者は外国ブランドが必ずしも高品質ではないと理解し始めている。中国ブランドが台頭している」との認識を示した。

社説では、ユニリーバのアイスクリーム「マグナム」についても、中国では西側諸国よりも安い原材料が使われていると批判。

ユニリーバのコメントは取れていない。

一方、共青団は、虚偽広告を巡りヤクルトを批判。青年団の投稿によると、上海市の市場監督管理局は8月、ヤクルトに含まれる成分が新型コロナウイルスの感染予防で「重要な役割」を果たすと宣伝したとして、ヤクルトの子会社に45万元の罰金を科した。

ヤクルトの中国子会社のコメントは取れていない。