[ワシントン 30日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染が世界各地で報告されていることを踏まえ、空港の水際対策を強化すると明らかにした。外国人か米国人かを問わず、航空機を利用した入国者全員に出発前1日以内に検査で陰性結果を得ることを義務付ける。

現在はワクチン接種済みの海外からの渡航者は、出発前3日以内に得た陰性結果を提示することが可能。ほぼ全ての外国人はワクチンを接種していることが入国条件となっており、未接種者は到着後1日以内に陰性結果を得る必要がある。

ロイターは先に、当局者の情報として対策が強化されると伝えていた。

CDCの報道官は、オミクロン株に関する情報を得るに伴い、規則を修正し、全ての入国者を対象に、事前検査の期間を1日に短縮する方針だと述べた。

当局者によると、バイデン政権は渡航者に到着後3─5日以内の再検査を義務付ける案も検討しているとされる。

CDCはこれを確認しなかったが、引き続き全ての旅行者に「到着後3─5日以内の検査」と「未接種者の到着後の隔離」を推奨していると説明した。

規則の厳格化は12月2日に発表される可能性があるが、導入時期は不明。

ワレンスキーCDC所長は、いかに海外渡航を可能な限り安全にするかという点で、出発前検査のタイミングを早めたり、到着後の追加検査や隔離などの措置を検証していると述べた。

ホワイトハウスは29日、南アフリカを含むアフリカ南部8カ国への渡航歴がある外国人の入国をほぼ全面的に停止した。

CDCは30日、新型コロナを巡る懸念が非常に高く渡航中止を勧告する「レベル4」の国・地域にポーランドなど加え、「レベル4」の国・地域は約80カ国・地域となった。